広島工業大学は【恥ずかしい】のか?ネット上で「恥ずかしい」と言われている理由を考察
広島工業大学は、中国地方に位置する私立の工業大学です。
しかし、インターネット上では「恥ずかしい」との声が見られることがあります。
その理由として、就職に関する評価や偏差値の低さ、定員割れの噂などが挙げられます。
本記事では、それらの疑問をデータを基に検証し、広島工業大学の実態を明らかにしていきます。
広島工業大学は就職できないと言われて恥ずかしい
広島工業大学に対して「就職できない」との意見がありますが、実際の就職データを見ると、その評価は必ずしも正しくないことが分かります。
- 就職率:99.7%(正社員としての就職率)
- 専門職率:94.0%(理工系の大学で学んだ内容を生かした職種に就いた学生の割合)
- 大手企業就職率:45.5%(建築・製造業では資本金10億円以上、その他の業種では資本金1億円以上の企業に就職した学生の割合)
これらの数字からも分かるように、広島工業大学の就職率は非常に高く、多くの学生が専門職に就いています。
また、大手企業への就職率も一定数確保されており、「就職できない」と言われる根拠は乏しいと言えるでしょう。
広島工業大学は定員割れと言われて恥ずかしい

大学の人気度を測る指標として、入試倍率があります。広島工業大学の入試倍率を見てみると、
- 全選抜合計:1.1倍~1.5倍
学部によって異なるものの、定員割れとは言えない状況です。
定員割れとは倍率が1.0を下回ることを指すため、広島工業大学は十分に学生を確保できていることが分かります。
広島工業大学とは

広島工業大学は、1961年に設立された私立大学で、工学分野に特化した教育を行っています。
地域社会や産業界と連携し、実践的な学びを提供することに力を入れています。
特に、最新の技術を取り入れた教育カリキュラムや、研究設備の充実が特徴です。
3つの学部構成
広島工業大学には以下の3つの学部があります。
- 工学部:機械工学、電気電子工学、建築学など、幅広い工学分野をカバーし、ものづくりの基礎から応用まで学べる。
- 情報学部:情報工学、人工知能、データサイエンスなど、現代の情報技術を学び、IT業界での活躍を目指せる。
- 環境学部:地球環境、食健康科学など、持続可能な社会の実現に向けた学問を研究・学習できる。
教育の特徴
- 実践的な学習環境:産学連携プロジェクトを積極的に導入し、企業との共同研究やインターンシップを推進。
- 研究設備の充実:最先端の研究施設を活用し、学生が実際に技術を学びながらスキルを磨ける。
- グローバルな視野の育成:海外留学や国際的なプロジェクトへの参加機会があり、世界で活躍できる技術者の育成を目指す。
広島工業大学は、こうした実践的な学びを通じて、社会で即戦力となる人材の育成を目指しています。
広島工業大学の偏差値は

広島工業大学の偏差値を見てみると、
- 工学部:35.0~37.5
- 情報学部:37.5
- 環境学部:35.0~37.5
全国的に見ると偏差値は決して高くはありませんが、工業大学としての実践的な教育や就職実績を考慮すると、偏差値だけで評価するのは適切ではないでしょう。
卒業生の就職先は

広島工業大学の卒業生は、多くの大手企業や専門職に就職しています。
主な就職先は以下の通りです。
工学部
- フジタ
- 五洋建設
- マツダE&T
- 大和ハウス工業
- 三浦工業
- 飛島建設
- 中電工
- 増岡組
- 広成建設
- ヒロテック
情報学部
- エネコム
- 中電工
- サンネット
- ハイエレコン
- ヒロケイ
- 日本シーレーク
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- アイティフォー
- コア
- 電通総研IT
環境学部
- 日本振興
- 三井開発
- 大和ハウス工業
- 大和リース
- オカムラ
- 大気社
- 東建コーポレーション
- 三晃空調
- ヤマネホールディングス
- ウエスコ
このように、卒業生は建築・製造業、IT、環境関連など多岐にわたる分野で活躍しています。
まとめ
広島工業大学が「恥ずかしい」と言われる理由として、就職や定員割れ、偏差値などの問題が挙げられます。
しかし、実際のデータを見ると、
- 就職率99.7%と高く、多くの学生が専門職に就いている
- 定員割れではなく、一定の人気を維持している
- 卒業生は大手企業にも多数就職している
ことが分かります。
したがって、「恥ずかしい」との評価は必ずしも正当とは言えず、広島工業大学は実績のある大学であることが分かります。
理工系の分野に興味があり、実践的な学びを重視する学生にとっては、魅力的な選択肢の一つと言えるでしょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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