防衛大学校は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
防衛大学校(防大)は、日本の将来の防衛を担う幹部自衛官を育成するための教育機関です。
しかし、ネット上では「防衛大学校はやばい」といった声も見られます。
一体なぜ防衛大学校が「やばい」と言われるのか、その理由を考察していきます。
防衛大学校の倍率がやばい
防衛大学校の入試は非常に競争率が高く、受験生にとっては狭き門となっています。
一般選抜の倍率はおよそ7倍に達し、特に人文・社会科学系の学科においては17倍にも及ぶことがあります。
これほど高い倍率になる理由の一つは、防衛大学校が学費不要で、さらに毎月の手当が支給されることです。
国公立大学の中でも、経済的負担が少なく、将来の職業も保証される点から、多くの受験生が志望する傾向にあります。
しかし、単に学力が高いだけではなく、入学後の厳しい訓練や規律を守る覚悟が求められるため、入学希望者の中には覚悟を持てずに諦める人もいるようです。
防衛大学校の退学率がやばい

防衛大学校に入学した学生の中には、その厳しい環境に耐えられず退学する人も少なくありません。
実際、退学率は2割以上とされており、一般の大学と比べても高めです。
過酷な日常生活
防衛大学校の学生は、5時半に起床し、すぐに体力トレーニングが始まります。
ランニングや筋力トレーニングは日常的に行われ、肉体的な限界を試されるほどの厳しさがあります。
また、寮生活では厳格な規律が求められ、一般大学のように自由な時間を過ごすことは難しいです。
上級生による指導もあり、特に1年生のうちは精神的なプレッシャーを感じることが多いと言われています。
こうした環境のため、防衛大学校に入学する際には学力だけでなく、体力や精神力を鍛えておくことが重要です。
先輩たちからも「学力よりも体力をつけておけ」というアドバイスがよく聞かれます。
防衛大学校とは

防衛大学校は、陸・海・空自衛隊の幹部候補生を育成するための教育機関であり、防衛省が管轄する大学です。
通常の大学とは異なり、卒業後は自衛隊の幹部候補生としてキャリアをスタートさせることになります。
防衛大学校には大きく分けて「人文・社会科学」と「理工学」の2つの分野があり、学生はそれぞれの専門知識を深めながら、防衛に関する教育を受けます。
防衛大学校の偏差値は

防衛大学校の学力レベルは比較的高く、以下のようになっています。
- 人文・社会科学系:偏差値 62.5
- 理工学系:偏差値 47.5
特に人文・社会科学系の偏差値は高く、難関大学と同じレベルの学力が求められます。
一方で、理工学系の偏差値はやや低めに見えますが、入学後の訓練や規律を考慮すると、単なる学力だけではなく、適性や覚悟が重要になります。
防衛大学校で取得可能な資格

防衛大学校では、一般の大学と同じように専門的な資格を取得することが可能です。
その中でも特に注目される資格には以下のようなものがあります。
- 第一級陸上無線技術士
これらの資格は、卒業後の自衛隊での職務に直結するものが多く、幹部自衛官としてのキャリア形成に役立ちます。
まとめ:防衛大学校は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
防衛大学校が「やばい」と言われる理由をまとめると、
- 入学倍率が非常に高く、競争が激しい
- 退学率が2割以上と高く、厳しい環境に耐えられない人が多い
- 毎日の生活が過酷で、体力的にも精神的にも厳しい訓練が求められる
- 偏差値が高く、学力面でも一定以上のレベルが必要
- 卒業後は自衛隊幹部候補生としてのキャリアが待っている
防衛大学校は、一般的な大学とは大きく異なる特徴を持ち、厳しい環境に身を置くことになります。
しかし、その分だけ強い使命感を持つ学生が集まり、国防の最前線で活躍する道が開かれているのも事実です。
防衛大学校を目指す人は、学力だけでなく、体力や精神力を鍛えておくことが求められます。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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