帝塚山学院大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
インターネット上で「帝塚山学院大学はやばい」といった声を目にすることがあります。
しかし、その「やばい」という表現が必ずしもネガティブな意味だけで使われているわけではありません。
本記事では、帝塚山学院大学が「やばい」と言われる理由について、具体的なデータや事実をもとに考察していきます。
帝塚山学院大学は帝塚山大学と混同してやばい
帝塚山学院大学と帝塚山大学は、名前が非常に似ているため混同されることが多くあります。
この混同が一部で「やばい」と捉えられているのです。
しかし、両大学には歴史的な背景があります。
もともと両大学は、同じ運営母体である学校法人帝塚山学園からスタートしましたが、後に分離し、現在では別々の大学として運営されています。
帝塚山学院大学は大阪府堺市に位置し、リベラルアーツ、総合心理学、食環境学など多様な学部を展開しています。
一方、帝塚山大学は奈良県に所在し、異なる学問分野に特化しています。
帝塚山学院大学は定員割れと言われてやばい

インターネット上では「帝塚山学院大学は定員割れしているのでは?」という噂もあります。
しかし、実際のデータを見てみると、これは事実ではありません。
- 2024年度一般選抜合計倍率
- リベラルアーツ学部: 3.5倍
- 総合心理学部: 1.7倍
- 食環境学部: 1.8倍
これらの数字からもわかるように、定員割れどころか、むしろ一定の競争率が維持されています。
特にリベラルアーツ学部は3.5倍と高い人気を誇っています。
帝塚山学院大学とは

帝塚山学院大学は、1966年に大学が設置された長い歴史を持つ私立大学で、大阪府堺市にキャンパスを構えています。
実践的な教育と国際的な視野を重視し、学生の個性や能力を最大限に引き出すことを目指しています。
- リベラルアーツ学部: 幅広い教養教育を通じて、柔軟な思考力と国際的な視野を養います。この学部では、文学、歴史、社会学、異文化コミュニケーションなど、多岐にわたる分野を学ぶことができます。また、少人数制の授業を通じて、きめ細やかな指導が行われるのも特徴です。
- 総合心理学部: 心理学の基礎から応用まで幅広く学び、実践的なスキルを身につけます。カウンセリング、臨床心理学、発達心理学などの専門領域に対応し、実験やフィールドワークを通じて理論と実践のバランスを取った教育が行われます。また、資格取得支援も充実しており、公認心理師の資格取得を目指すことができます。
- 食環境学部: 食に関する科学的知識と実践力を育成し、健康社会の実現に貢献します。栄養学、食品科学、環境保全などの分野を学び、地域社会との連携や実習を通じて、実践力を養います。管理栄養士の資格取得を目指す学生にも適したカリキュラムが整備されています。
帝塚山学院大学の偏差値は

各学部の偏差値は以下の通りです。
- リベラルアーツ学部: 37.5~45.0
- 総合心理学部: 40.0~45.0
- 食環境学部: 37.5~42.5
偏差値は大学の難易度を示す一つの指標ですが、それだけで大学の価値を判断することはできません。
各学部で提供されるカリキュラムや実践的な学びが、学生の成長に寄与しています。
卒業生の就職先は

帝塚山学院大学は高い就職率を誇っています。
- 就職率: 96.9%(2024年3月卒業生実績、2023年9月卒業生含む)
- 就職者数: 339名/希望者350名
主な就職先(2024年3月卒業生)
- 株式会社アーカー
- 旭情報サービス株式会社
- 株式会社イング
- ANA関西空港株式会社
- 株式会社エディオン
- 海南市役所
- 株式会社関西ケーズデンキ
- 株式会社紀陽銀行
- コーナン商事株式会社
- 株式会社鴻池組
- 高野町役場
- 株式会社サカイ引越センター
- 住友生命相互保険会社
- 株式会社スタッフサービス
- 株式会社スーパーツール
- 株式会社ソフトウェア・サービス
- たねやグループ
- 学校法人帝塚山学院 など
このように、多岐にわたる業界への就職実績があり、学生たちのキャリア形成に大きな支援がなされています。
まとめ:帝塚山学院大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
帝塚山学院大学が「やばい」と言われる理由は、名前の混同やインターネット上の誤解によるものが多いことがわかりました。
しかし、実際には一定の倍率を維持し、高い就職率を誇る大学であることが明らかです。
偏差値だけで大学の価値を判断するのではなく、実際の教育内容や卒業後のキャリア実績をしっかりと見極めることが重要です。
帝塚山学院大学は、多様な学びと実践的な経験を提供することで、学生たちの未来を力強くサポートしている大学です。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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