湘南医療大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
湘南医療大学は、インターネット上で「やばい」という評価を受けることがあります。
しかし、「やばい」という言葉にはポジティブな意味とネガティブな意味の両方が含まれており、実際のところどのような側面が評価されているのかを正しく理解することが重要です。
本記事では、湘南医療大学が「やばい」と言われる理由について考察していきます。
進学を検討している方や、医療系大学に興味のある方にとって、有益な情報となることを目指しています。
湘南医療大学は誰でも入れると言われてやばい
ネット上で「湘南医療大学は誰でも入れる」と噂されることがありますが、実際の入試データを見てみると、その印象は誤解であることがわかります。
保健医療学部の偏差値はBF(ボーダーフリー)から40、薬学部は35と確かに低めですが、入試倍率を見ると異なる側面が見えてきます。
2024年度の入試倍率は、保健医療学部が全選抜合計で1.2倍、薬学部は1.0倍となっています。
一方で、2023年度は保健医療学部が2.3倍、薬学部が1.2倍でした。
このデータからわかるように、確かに難関校ほどの競争率ではないものの、決して「誰でも入れる」わけではありません。
湘南医療大学の国家試験合格率がやばい

湘南医療大学の魅力の一つとして挙げられるのが、国家試験合格率の高さです。
以下のデータを見ても、その実力が伺えます。
国家試験 | 湘南医療大学 | 全国平均 |
---|---|---|
看護師 | 97.4% | 93.2% |
理学療法士 | 100% | 95.2% |
作業療法士 | 100% | 91.3% |
助産師 | 100% | 99.3% |
保健師 | 97.7% | 97.7% |
特に理学療法士、作業療法士、助産師においては100%の合格率を誇っており、全国平均を大きく上回る結果となっています。
この結果からも、学習環境やサポート体制が充実していることが伺えます。
湘南医療大学とは

湘南医療大学は、2015年に設立された比較的新しい医療系大学で、神奈川県横浜市に位置しています。
医療分野に特化した教育を提供しており、地域医療への貢献を重視したカリキュラムが特徴です。
大学の理念として、「地域社会に貢献できる医療人の育成」を掲げ、実践的な教育を通じて高い専門性と倫理観を持つ人材を育成しています。
保健医療学部
保健医療学部では、看護学科、理学療法学専攻、作業療法学専攻が設置されています。
学生は、基礎医学から臨床実習まで幅広い知識とスキルを習得し、卒業後には医療現場で即戦力となることを目指します。
また、最新の医療機器を備えた実習施設があり、実践的なトレーニングが可能です。
薬学部
薬学部は、薬剤師として必要な知識と技能を養うためのカリキュラムが組まれています。
薬学の基礎から臨床薬学、さらには地域医療やチーム医療の重要性についても学ぶことができます。
特に、医療現場での実習が充実しており、地域の医療機関と連携した教育体制が整っています。
湘南医療大学は、学生一人ひとりに寄り添った指導が行われ、国家試験対策や就職支援も充実しています。
少人数制の授業を取り入れることで、個別指導が行き届き、学生の理解度を深めることができる点も大きな特徴です。
湘南医療大学の偏差値は

湘南医療大学の偏差値は以下の通りです。
- 保健医療学部:BF~40.0
- 薬学部:35.0
偏差値だけを見ると、難易度が高いわけではありませんが、医療系大学としては国家試験合格率の高さがその教育力を証明しています。
卒業生の就職先は

湘南医療大学の卒業生は、さまざまな医療機関で活躍しています。以下は主な就職先の一例です。
看護学科(五十音順)
- さがみ野中央病院
- 茅ヶ崎新北陵病院
- 茅ヶ崎中央病院
- ふれあい鎌倉ホスピタル
- ふれあい鶴見ホスピタル
- ふれあい東戸塚ホスピタル
など
理学療法学専攻(五十音順)
- 鎌倉リハビリテーション聖テレジア病院
- 釧路孝仁会記念病院
- 聖マリアンナ医科大学病院
- 鶴巻温泉病院
- フジ虎ノ門整形外科病院
- ふれあい横浜ホスピタル
- ふれあい鎌倉ホスピタル
- ふれあい鶴見ホスピタル
など
作業療法学専攻(五十音順)
- 介護老人保健施設レストア横浜
- 神奈川リハビリテーション病院
- 鎌倉リハビリテーション聖テレジア病院
- 紀和病院
- 国立病院機構神奈川病院
など
これらの就職先からも、医療分野での高い実績が伺えます。
まとめ:湘南医療大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
湘南医療大学は、偏差値や入試倍率だけを見ると「やばい」と言われがちですが、国家試験合格率の高さや優れた就職実績を考慮すると、その評価は必ずしも正しいとは言えません。
医療現場で即戦力となる人材を育成するための教育環境が整っており、実績も十分です。
「やばい」という評価は一面的な見方に過ぎず、実際には多くの学生が優れた成果を上げています。
進学を検討している方は、偏差値だけでなく、大学の教育内容や実績を総合的に判断することが重要です。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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