東京福祉大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
近年、大学選びの際にインターネット上で「やばい」と評される大学が注目を集めています。
その中でも特に名前が挙がるのが東京福祉大学です。
本記事では、東京福祉大学が「やばい」と言われる理由を深掘りし、過去の不祥事や教育方針、偏差値、卒業生の進路などの観点から考察します。
東京福祉大学の過去の不祥事がやばい
東京福祉大学は、過去に複数の深刻な不祥事が報じられてきました。
これらの事件は大学の信頼を揺るがすものであり、ネット上で「やばい」と言われる大きな要因となっています。
中島恒雄氏による不祥事
東京福祉大学の元理事長・学長である中島恒雄氏が関与した不祥事が注目を集めました。
- 2008年1月22日:学内における行為を理由に強制わいせつ罪で逮捕され、総長を辞任。
- 2008年6月27日:東京地裁で懲役2年10ヶ月の実刑判決を受ける。
- 2008年10月30日:東京高裁で懲役2年の実刑判決を受け、最終的に有罪確定。
留学生の所在不明問題
2019年には、東京福祉大学に在籍していた3年間で1600人以上の留学生が所在不明になるという前代未聞の事態が発生しました。
この問題は、大学の管理体制や留学生支援の不足を浮き彫りにしました。
経常費補助金(私学助成)の不交付
さらに、東京福祉大学は5年連続で経常費補助金(私学助成)の不交付という異例の事態に陥っています。
これは大学運営の信頼性に大きな疑問を投げかけています。
これらの不祥事を受け、東京福祉大学は第三者委員会を設置し、ガバナンス体制の改善に取り組んでいるとされていますが、その効果にはまだ課題が残っていると言えます。
東京福祉大学の教育目標がやばい

東京福祉大学は、「できなかった子(生徒)をできる子(学生)にするのが教育」を使命としています。
この理念のもと、学生一人ひとりに寄り添い、思考力や問題発見・解決能力を育むことを目指しています。
一見すると魅力的な教育目標ですが、この方針が逆に「学生の質が低いのではないか」と誤解されることもあります。
ネット上で「やばい」とされる理由の一端には、この教育方針があるのかもしれません。
東京福祉大学とは

東京福祉大学は、2000年(平成12年)4月に群馬県伊勢崎市で開学しました。現在では以下の4キャンパスを有し、4学部と3つの大学院研究科を擁しています。
キャンパス
- 伊勢崎キャンパス(群馬県伊勢崎市)
- 池袋キャンパス(東京都豊島区、2008年開設)
- 名古屋キャンパス(愛知県名古屋市、2008年開設)
- 王子キャンパス(東京都北区、2014年開設)
学部構成
- 教育学部
- 心理学部
- 社会福祉学部
- 保育児童学部
通信教育課程も設置されており、幅広い学生層に対応しています。
東京福祉大学の偏差値
東京福祉大学の偏差値は、他の大学と比較すると低めであると言えます。
- 教育学部:BF(ボーダーフリー)
- 心理学部:35.0
- 社会福祉学部:35.0
- 保育児童学部:37.5
この偏差値の低さもネット上での評価に影響している可能性があります。
卒業生の就職先は

東京福祉大学の卒業生は、教育・心理・社会福祉・保育の分野を中心に幅広い分野で活躍しています。主な就職先は以下の通りです。
教育学部
- 東京都教育委員会
- 埼玉県教育委員会
- 神奈川県教育委員会
- IDOM
- アズパートナーズ
心理学部
- アンダンテ
- 家業従事・自営
- NEXUS
- ノア
- LITALICO
- ケアリッツ・アンド・パートナーズ
- ベネッセスタイルケア
社会福祉学部
- 木下の介護
- SPI
- 明芳会
- HABING
- エスペリア
- ドン・キホーテ
- リエイ
保育児童学部
- かつみ学園
- 世田谷区役所
- 東京都教育委員会
- 東京都庁
卒業生の多くが専門分野で就職している点は評価できますが、就職先の中には有名企業が少ないとの声もあります。
まとめ:東京福祉大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
東京福祉大学は、過去の不祥事や偏差値の低さなどからネット上で「やばい」と言われることが多い大学です。
一方で、教育方針や専門分野での就職実績を見ると、一定の成果を挙げている点もあります。
大学選びは非常に重要な決断です。
東京福祉大学を検討する際には、こうした背景を十分に理解し、自分の目標や価値観に合うかどうかを慎重に考えることが大切です。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
コメント