ZEN大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
日本初の本格的なオンライン大学として注目を集めるZEN大学は、教育界に新風を巻き起こしています。
しかし、その革新的な取り組みの裏で「やばい」という評価がネット上で飛び交っています。
一部では絶賛される一方で、批判や疑問も多いこの大学。
一体何が「やばい」と言われる理由なのでしょうか?
本記事では、ZEN大学のカリキュラム、学費、サポート体制、そして設置認可問題などを通じて、その実態に迫ります。
ZEN大学のカリキュラムがやばい
ZEN大学のカリキュラムは、他の大学とは一線を画すユニークなものです。
ZEN大学では、250以上の科目を通じて幅広い学問分野をカバーする6つの横断的な学びを提供しています。
事前収録型のオンデマンド授業を中心に履修するため、学生は自分のペースで学習を進められる点が特徴です。
また、個別にカスタマイズされたカリキュラムを作成できるため、各自の関心や目標に応じた学びが可能です。
これにより、AI時代に必要なスキルや価値観を習得するだけでなく、学び続ける習慣を身につけることができます。
柔軟性が高く、時代のニーズに応える内容である一方、これが「やばい」と言われる理由の一つでもあります。
オンライン主体のため対面での学びや交流が少ない点や、自ら進んで学ばないと成果が得られない仕組みに課題を感じる人も多いようです。
ZEN大学の学費がやばい

ZEN大学の学費は、他の大学と比べて圧倒的にリーズナブルです。
- ZEN大学の年間授業料:38万円
- 国公立大学の年間授業料:49万円(平均)
- 私立大学の年間授業料:103万円(平均)
この金額は、特に私立大学と比較すると破格です。
また、日本財団ZEN大学奨学金を通じて、経済的・地理的な理由で進学を諦める学生を支援しています。
この奨学金は返金不要であり、入学前および在学中に申請可能です。
しかし、「学費が安いのは質が低い証拠ではないか」という懸念もネット上では散見されます。
また、オンライン大学の特性上、施設利用や対面講義などのコストが含まれていないため、授業料の安さを評価する一方で、大学としての”体験価値”を疑問視する声もあります。
ZEN大学とは

ZEN大学は、日本財団とドワンゴが連携して設立を目指しているオンライン大学です。
公益財団法人日本財団と株式会社ドワンゴは、それぞれの強みを活かし、新しい形の大学を創設しました。
ドワンゴはN高等学校・S高等学校でのオンライン教育の実績を持ち、日本財団は若者支援に豊富な経験があります。
この二者が手を組むことで、オンライン教育の新たな地平を切り開くことを目指しています。
ZEN大学は、他のオンライン教育機関とは異なり、単なる知識提供ではなく、学び続ける力や価値観の育成を重視しています。
これが多くの人にとって魅力的である一方で、「どこまで効果的なのか」という疑問の声も根強くあります。
ZEN大学のサポート体制
ZEN大学は、学びとキャリアの両面で充実したサポート体制を提供しています。
学びのサポート
学修においては、クラス・コーチやアカデミック・アドバイザーが学習システムを活用してサポートします。
学生一人ひとりに寄り添った指導が行われるため、自分のペースで学べるオンライン環境でも孤立することなく学習を進められます。
キャリアのサポート
キャリア・アドバイザーが各種面談やキャリア情報の発信を通じてサポートします。
1年次から定期的な面談を受けることで、将来のキャリアに関する不安や疑問を早期に解消できる仕組みになっています。
これらのサポート体制は、オンライン主体の大学としては非常に手厚いものですが、ネット上では「オンライン主体でこのサポート体制がどれほど効果的か」という意見も見受けられます。
ZEN大学は認可がおりるのか?

ZEN大学は、「日本初の本格的なオンライン大学」を標榜し、大々的にPRを行ってきました。
授業料の安さや先進的なカリキュラムに注目が集まる中で、2024年度の開設が期待されていました。
しかし、文部科学省の大学設置・学校法人審議会は、2024年8月28日に答申を行った際、ZEN大学の設置認可を保留にしました。
文科省はその理由を公表していません。
この事実がネット上で議論を呼び、「やばい」という評価の一因となっています。
設置認可が下りなかった背景には、オンライン教育の質や運営体制に関する懸念があると推測されます。
今後、これらの課題をどのように克服していくのかが注目されています。
まとめ:ZEN大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
ZEN大学は、その革新的なカリキュラムや学費の安さ、充実したサポート体制で注目を集めています。
一方で、設置認可の問題やオンライン主体の教育に対する疑念が「やばい」という評価の背景にあるようです。
日本初の本格的なオンライン大学として、ZEN大学がどのように課題を乗り越え、新しい教育モデルを築いていくのか。
その行方が注目されます。これまでの大学の枠に囚われないこの挑戦が、日本の教育界にどのような影響を与えるのか、今後も目が離せません。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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