杏林大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
インターネット上で「杏林大学はやばい」といった声を目にすることがありますが、その背景にはどのような理由があるのでしょうか?
本記事では、杏林大学の特徴や評判について深掘りし、真相を探っていきます。
杏林大学は金持ちと言われてやばい
杏林大学が「金持ち」と言われる理由の一つに、その学費の高さがあります。
特に医学部の初年度学納金は驚くほど高額です。
- 医学部: 初年度学納金は9,500,000円
- 保健学部: 初年度学納金は1,650,000円〜1,900,000円
- 総合政策学部と外国語学部: 初年度学納金は1,170,000円
これらの数字を見ると、特に医学部を志望する学生やその家庭にとって、学費が大きなハードルになることがわかります。
この点が「金持ちしか通えない」というイメージを助長しているのかもしれません。
杏林大学は就職できないと言われてやばい

一方で、「就職できない」といった声も耳にします。
しかし、実際の就職率を見ると、全学部で85%以上と比較的高い水準を維持しています。
この点を踏まえると、特定の学部や業種による偏りが「就職できない」という評判を生んでいる可能性があります。
杏林大学とは

杏林大学は、東京都三鷹市に本部を置く私立大学で、1966年に創設されました。
医学部を中心とした医療系の学部を強みとし、社会に貢献できる人材育成を目指しています。
以下に、各学部の概要を詳しく解説します。
- 医学部: 杏林大学の医学部は、優れた医療人を育成するための高度なカリキュラムを提供しています。基礎医学から臨床医学まで幅広い分野を学ぶことができ、最新の医療設備を使った実習が充実しています。また、研究活動も活発で、国内外の医療機関との連携により、先端医療の研究が行われています。
- 保健学部: 保健学部では、看護学、臨床検査学、リハビリテーション学など、多岐にわたる専門分野が用意されています。それぞれの分野で実践的なスキルを身につけることができ、地域医療や国際的な医療分野で活躍できる人材を育成しています。特に、現場実習が豊富で、卒業後すぐに実務で活用できる知識と経験を得られるのが特徴です。
- 総合政策学部: 総合政策学部は、現代社会が直面する多様な課題に取り組むためのスキルと知識を提供しています。政治、経済、環境、国際関係など、幅広い分野を学ぶことができ、実践的な政策立案や問題解決能力を養成します。地方自治体やNPO、企業など、多様なキャリアパスが開けています。
- 外国語学部: 外国語学部では、英語、中国語、韓国語など、複数の言語を学べる環境が整っています。言語の運用能力だけでなく、異文化理解や国際的な視野を広げる教育が行われています。また、留学プログラムが充実しており、海外での学びを通じてグローバルな人材を目指す学生が多いです。
杏林大学は、このように多岐にわたる学部構成と専門的な教育内容を特徴としています。
それぞれの学部が異なる分野で社会貢献を目指しており、多様なキャリア形成が可能です。
杏林大学の偏差値は
杏林大学の各学部の偏差値は以下の通りです。
- 外国語学部: 偏差値35.0〜40.0
- 総合政策学部: 偏差値37.5〜42.5
- 保健学部: 偏差値37.5〜52.5
- 医学部: 偏差値65.0
特に医学部は非常に高い偏差値を誇り、全国的にも難関とされています。
一方で、他の学部は比較的入りやすい偏差値帯に位置しています。
卒業生の就職先は

杏林大学の卒業生は、多様な分野で活躍しています。主な就職先は以下の通りです。
- 外国語学部: JALスカイ、トランス・コスモス、アパホテル、近畿日本ツーリスト、TBCグループなど。
- 総合政策学部: 杏林学園、多摩信用金庫、警視庁、トランス・コスモス、ヤオコーなど。
- 保健学部: 杏林大学医学部付属病院、東京消防庁、東京都立病院機構、東邦大学医療センター大橋病院など。
これらの実績を見ると、特定の分野では優れた就職実績を持っていることがわかります。
まとめ:杏林大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
杏林大学が「やばい」と言われる理由には、学費の高さや偏差値、就職状況に関する誤解があると考えられます。
特に医学部の学費の高さは目立つ一方で、就職率や学部ごとの特色を考慮すれば、実際には多くの学生にとって魅力的な選択肢となる大学です。
誤解やイメージに惑わされず、実際のデータや大学の特徴を踏まえて判断することが大切です。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
コメント