【大学受験】ポートフォリオの作り方「例文」でポートフォリオの作り方のポイントを解説

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【大学受験】ポートフォリオの作り方「例文」でポートフォリオの作り方のポイントを解説

大学受験において、ポートフォリオは自分の学びや活動、成果をアピールするための重要なツールです。

特に総合型選抜(旧AO入試)では、成績以外の自己PR要素が求められるため、効果的なポートフォリオ作成が合否を左右することがあります。

しかし、どのようにして自分を最大限にアピールできるポートフォリオを作ればいいのか、多くの受験生が悩むところでしょう。


この記事では、大学受験で魅力的なポートフォリオを作るための事前準備やポイント、そして具体的な例文を通じて、成功するためのポートフォリオ作成方法を解説します。

これからポートフォリオ作りに取り組む受験生の皆さんは、ぜひこの記事を参考にしてください。

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大学受験で魅力的なポートフォリオの作り方 事前準備

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ポートフォリオ作成において重要なのは、事前準備です。

受験する大学や学部が求めている学生像を理解し、自分の経験や成果をその学生像に合わせてアピールすることが大切です。

以下の手順に従って、ポートフォリオの事前準備を進めましょう。

目指す大学・学部のアドミッションポリシーを確認

大学のウェブサイトやパンフレットには、その大学や学部が求める学生像が記載されています。

アドミッションポリシーをしっかり確認し、自分がどの部分でそのポリシーに合致しているかを明確にしましょう。

自分の強みを洗い出す

次に、自分の経験や成果をリストアップします。

部活動、学校内外の活動、ボランティア、留学経験、資格取得など、大学側が評価する可能性のある要素を整理し、具体的な成果や学びを記録しておきます。

ポートフォリオでは、これらの要素を客観的かつわかりやすくアピールすることが必要です。

証拠を用意する

ポートフォリオに記載する内容を裏付けるために、証拠となる書類や写真を用意しておきましょう。

例えば、受賞歴があるなら賞状のコピー、ボランティア活動の証明書、部活動での大会成績などが挙げられます。

これらの証拠は、ポートフォリオの信頼性を高めるために重要です。

大学受験で魅力的なポートフォリオの作り方 注意事項

ポートフォリオ作成にあたって、いくつか注意すべきポイントがあります。

どんなに素晴らしい経験や成果があっても、それを適切に伝える方法を間違えると、効果が半減してしまいます。

以下に、注意すべきポイントを紹介します。

アドミッションポリシーの確認

受験する大学のアドミッションポリシーを無視してポートフォリオを作成してしまうと、自分の強みを最大限に伝えることが難しくなります。

例えば、リーダーシップを重視する学部であれば、リーダーとしての役割をアピールし、他者をサポートする姿勢が評価される学部であれば、チームワークや協力的な活動経験を強調すべきです。

活動報告は客観的に書く

ポートフォリオでは、主観的な意見や感情的な表現を避け、活動内容や成果を客観的に記述することが求められます。

「私は〜と思いました」といった表現ではなく、「〜という成果を上げました」「〜に貢献しました」といった具体的な事実に基づく記述が大切です。

また、活動の過程や結果を数値化できる場合は、数値を用いることで説得力を増すことができます。

ポートフォリオ作成に時間をかけすぎると、本来やるべき勉強の時間がなくなってしまいます。作成に時間をかけすぎないよう注意してください。

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ポートフォリオとは

ポートフォリオとは、自分の学習や活動の成果をまとめた資料のことです。

大学受験では、ポートフォリオが自己PRの一環として使われ、受験生の人物像を大学側に伝える役割を果たします。

成績証明書や推薦書などの定型書類では伝えきれない部分を補完し、受験生の多様な側面をアピールするためのツールとなります。

ポートフォリオに含める内容は、部活動、学校内外の活動、ボランティア活動、留学経験、資格試験の結果など、幅広いです。

自分の経験や成果を視覚的に整理し、大学側にアピールすることが求められます。

魅力的なポートフォリオの例文とポイント解説

次に、具体的なポートフォリオの例文とそのポイントを解説します。

以下に挙げるのは、一般的な受験生がアピールする活動の例です。

部活動

例文
「高校3年間、バスケットボール部に所属し、3年目にはキャプテンを務めました。チームのリーダーとして練習メニューを考案し、部員一人ひとりの成長をサポートしました。その結果、地区大会でベスト8に進出しました。」

ポイント解説
リーダーシップや協力姿勢を強調し、具体的な成果(ベスト8進出)をアピールしています。結果だけでなく、その過程でどのように貢献したかを記載することで、深みのある自己PRができます。

例文
「私は高校3年間、陸上部に所属し、練習に励んできました。記録が飛躍的に伸びることはありませんでしたが、毎日のトレーニングを通じて、忍耐力や継続して努力することの大切さを学びました。また、部員が減少してしまった時期には、新入部員の勧誘活動を自主的に行い、少人数でも活気あるチーム作りに貢献しました。」

ポイント解説
高成績をアピールできなくても、継続的に取り組んだ姿勢や、努力を通じて学んだことを強調することで、大学側に真摯な姿勢を伝えることができます。また、チームの勧誘活動に参加するなど、自分がどのようにして周囲に貢献したかを具体的に示すことで、リーダーシップ以外の形でチームに役立つ存在だったことをアピールできます。

学校内活動

例文
「生徒会で広報担当を務め、学校の行事のポスターやパンフレットの制作を担当しました。広報活動を通じて、生徒間の情報共有をスムーズに行い、参加者数を前年より20%増加させることに成功しました。」

ポイント解説
具体的な役割とその成果(参加者数の増加)を明示しています。成果を数値化することで、活動のインパクトを客観的に評価しやすくしています。

例文
「特に目立った役職に就くことはありませんでしたが、クラスの行事やイベントの運営には積極的に参加し、裏方としてサポートする役割を担ってきました。文化祭では、舞台裏で進行をスムーズに行うための時間管理やトラブル対応を担当し、スムーズなイベント進行に貢献しました。この経験を通じて、チームのサポートに徹することや、細部にまで気を配る大切さを学びました。」

ポイント解説
リーダーシップや目立った役職に就いていなくても、裏方としてのサポートや協力的な姿勢をアピールできます。特に、トラブル対応や時間管理など、目立たないけれども大切な役割に焦点を当てることで、組織を支える存在としての貢献を伝えることができます。

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ボランティア活動

例文
「地元の福祉施設で、毎週末ボランティア活動を行いました。施設利用者とのコミュニケーションを通じて、利用者が安心して過ごせる環境づくりに貢献しました。また、施設のイベント運営にも携わり、年間を通して約10回のイベントを成功させました。」

ポイント解説
継続性のある活動であることを強調し、具体的な貢献内容やイベント運営の実績を示しています。

例文
「学校外でのボランティア活動には参加していませんでしたが、近所の高齢者の方に週1回買い物のお手伝いをすることが習慣となっていました。この活動を通じて、相手の立場に立って考え、相手のニーズに応じた対応を心がける大切さを学びました。また、継続的に行うことで、地域社会とのつながりや感謝の気持ちを感じることができました。」

ポイント解説
公式のボランティア活動がない場合でも、日常生活の中での自主的な取り組みをアピールできます。特に、相手を思いやる姿勢や社会的な責任感を示すことで、人間性の魅力を伝えることができ、これは大学側が求める人物像にもマッチします。

資格試験結果

例文
「TOEICで800点を取得し、英語力の向上を証明しました。また、漢字検定2級にも合格し、日本語の語彙力にも自信があります。」

ポイント解説
資格試験の結果は、具体的なスコアや級を記載することで信頼性を高めます。英語力だけでなく、多様な分野での学びをアピールできます。

成果や役職に恵まれなくても、努力や継続、貢献の姿勢をアピールすることで、魅力的なポートフォリオを作成できます。

大学側が見るべきポイント

ポートフォリオを作成する際に、大学側が注目するポイントを理解することは非常に重要です。

単に実績や成果だけではなく、どのような人柄であり、どのような価値観を持っているのかが評価される場合も多いため、これらを意識して構成することが求められます。

欲しいと思える人物かどうか

大学は、その学部や学科に適した学生を選びたいと考えています。

そのため、ポートフォリオを通じて「この人は大学にとって貴重な人材である」と思ってもらうことが重要です。

以下の点が特に注目されるポイントです。

適応力と柔軟性
大学では、高校生活とは異なる多様な環境や人々との関わりが生じます。そのため、新しい環境に適応できる柔軟性や、多様な価値観に対する理解力が求められます。ポートフォリオでは、異なる環境での経験や他者と協力した経験を具体的に記述することで、適応力の高さをアピールできます。

持続力と忍耐力
成果がすぐに現れないような努力をどれだけ続けられるかも大学側は重視します。部活動や課外活動での継続的な努力、失敗から立ち直る力などを強調することで、忍耐強く、困難に対しても挑戦できる姿勢を示すことができます。

リーダーシップと協調性
リーダーとしての役割を果たした経験があれば、それをアピールするのは有効ですが、必ずしも全員がリーダー経験を持つわけではありません。協調性や他者との連携を重視する経験も同様に重要です。チームの一員として貢献した場面や、グループでの問題解決にどう関わったかなど、協調性を示すエピソードを盛り込みましょう。

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学びに対する姿勢

大学側は、学ぶことへの意欲が強く、好奇心旺盛な学生を歓迎します。

ポートフォリオには、自身の学びに対する姿勢や興味を持っている分野について具体的に記述することが大切です。

たとえば、特定の科目やテーマに興味を持ち、授業外で自主的に学んできた経験があれば、それを記載することで、大学側に「この学生は主体的に学ぶ力を持っている」と印象付けることができます。

また、学びの姿勢は資格や成績だけでなく、以下の点も評価されます。

自己学習の習慣
自分で課題を見つけ、自発的に解決しようとする姿勢は大学での学びにおいても重要です。資格や留学経験がない場合でも、自主的な読書やプロジェクトなどを通じて、学んできたことを記述すると良いでしょう。

失敗からの学び
成功経験だけではなく、失敗や挫折をどのように乗り越えたかも評価されます。失敗した経験から得た教訓や、それを次の挑戦にどのように活かしたのかを書き出すことで、大学側に「この学生は成長できる人物だ」と思わせることができます。

多様性と社会貢献

大学は、社会に貢献できる人材を育てることを使命としています。

そのため、社会との関わりや多様な人々との協力経験が評価されます。

ボランティア活動や地域社会での貢献、家族や友人、学校外での支援活動など、直接的な「成果」がない場合でも、これらの経験は社会的な価値を持つこととして認められます。

自己分析力

ポートフォリオでは、自分自身を客観的に見つめ直し、強みや弱みを理解していることが重要です。

自己分析の深さが伝わることで、大学側はその学生がどれだけ自己成長を求めているか、またどれだけ自分を改善しようとしているかを見極めることができます。

まとめ:【大学受験】ポートフォリオの作り方「例文」でポートフォリオの作り方のポイントを解説

ポートフォリオは、単なる実績のリストではなく、自分自身をどう表現し、どのように大学に貢献できるかを伝えるツールです。

高成績や目立った成果がなくても、自分の経験を通じて学んだことや、努力の姿勢、他者への貢献をしっかりとアピールすることができれば、大学側に「欲しいと思える人物」として見てもらえる可能性が高まります。

大学側の視点に立ち、自分がその大学で何を学び、どのように成長したいのかを明確に伝えることで、魅力的なポートフォリオを作成することができるでしょう。

subblog 著者プロフィール

私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。

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