【受験生向け】世界史の学習は年表があるとわかりやすくなります。
大学受験生にとって世界史の学習は膨大な情報量を覚える必要があり、難しいと感じることが多いでしょう。しかし、効率的に学習するための方法があります。それは年表を活用することです。日本史は教科書の前の方が古い時代、教科書の後半は新しい時代と何となくイメージできますが、世界史は、ヨーロッパ史を学習したら、次は中国史のように、もちろん教科書の前の方が古い時代ですが、ヨーロッパで産業革命が起こったころ、中国では何があったのか?アメリカでは何があったのか?など時間軸がつかみにくいです。それを解決するのが年表です。
年表を使うメリット
時間軸の視覚化: 歴史の流れを視覚的に理解できるため、年代や出来事の前後関係を把握しやすい。
記憶の定着: 膨大な情報を体系的に整理することで、記憶の定着が促進される。
関連性の理解: 異なる地域や時代の出来事が同時期に起こっていることを一目で確認でき、関連性を理解しやすくなる。
全体像の把握: 歴史全体の流れや大まかな動向を把握しやすく、細部の理解が深まる。
年表を自分で作成すると理解が深まる
自分で年表を作成することには以下のような多くのメリットがあります。
自分で年表を作成するメリット
- 理解の深化
- 自分で調べてまとめる過程で、歴史的な出来事の流れや因果関係を深く理解できる。
- 記憶の定着
- 手を動かして書くことで、記憶に残りやすくなる。
- 自分の言葉でまとめることで、自分にとって覚えやすい表現になる。
- 柔軟なカスタマイズ
- 試験対策に必要な情報を自分のペースで追加できる。
- 色分けやマーカーを使って視覚的に分かりやすく整理できる。
- 自己管理の向上
- 自分で計画を立て、実行することで、勉強の進捗を自分で管理できるようになる。
年表例
年代 | 出来事 | 地域 |
紀元前 753年 | ローマ建国 | イタリア |
紀元前 490年 | マラトンの戦い | ギリシャ |
紀元前 44年 | カエサル暗殺 | ローマ |
476年 | 西ローマ帝国滅亡 | 西ローマ |
800年 | カール大帝の戴冠 | 西ローマ |
同年代で東アジアなど他地域の年表も作成すると比較しやすくなります。自分なりにアレンジした年表を作成することで、世界史の学習がより効果的になるでしょう。
図録のメリット
- 視覚的理解の促進
- イラストや写真、地図などを通じて、歴史的な出来事や文化を視覚的に理解できます。
- 特に地理的な位置関係や当時の風景をイメージしやすくなります。
- 情報の整理
- 年表と一緒に図録を使うことで、出来事の背景や関連情報を整理しやすくなります。
- 視覚的に整理されているため、記憶の定着にも効果的です。
- 学習の興味を引く
- ビジュアルな要素が多いため、学習のモチベーションが向上します。
- テキストだけでは理解しにくい部分も、図録を使うことで楽しく学べます。
図録の活用方法
- 年表との併用
- 年表と図録を並行して使うことで、出来事の流れを視覚的に確認しながら学習できます。
- 例えば、戦争の地図や文化のイラストを見ながら、年表の内容を確認します。
- 補足資料としての利用
- 図録に載っている情報を補足資料として使い、より深い理解を目指します。
- 図録を使って教科書や参考書の内容を補完します。
- 自己作成の図録
- 自分で図録を作成するのも効果的です。特に、重要な出来事や人物について自分でイラストや地図を描くことで、理解が深まります。
世界史履修者はこの図録を持っているのではないでしょうか。山川 詳説世界史図録
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私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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